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『嫌よイヤよも好きのうち』monologue1756

可愛い女の子が好きだ。

くだらない話が好きだ。

頭を空っぽにして、楽しい事をしよう。

小さな夜のわらべうたのように、軽やかに、ステップを踏んで。

日が暮れたら、早く夢の中に飛び込もう。

 

そうしないと……

 

 

 

真夜中になっても目を開けている、

寝ない子だぁれだ。

 

 

 

「やめてください」と叫んだらそれは余興。

ダメ=正解の間違った方程式。

彼らは僕を押し倒し、身体中を這いずり回り、そして言う。

「すぐに気持ち良くなるからね」

 

彼らは嘘を吐く。気持ちが悪い。

ずっとずっとずっとずっと、気持ちが悪い。

 

 

【声の能力】─『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

 

 

だから夜は早く寝るんだよ?

楽しい夢の中で、頭の中を痺れさせて。

 

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個人番号:1756

早乙女 永遠(さおとめ とわ) 13歳

施設育ちの少年。少々下品で軽い言動が目立つが、根は真面目で聞き分けが良い子どもである。施設にいた頃、従業員の男性に襲われそうになっていた少女を庇った事から標的となり、彼から夜な夜な性的虐待を受けていた。我々の庇護下に置いた後も、暫くは成人男性が近づくと酷く怯えているようだった。

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